<休診日> 水曜午後・日祝日

福岡県北九州市八幡西区東筑1丁目6-23

内科では風邪症状などの急性疾患から生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、幅広く診察しています。自覚症状がみられる場合、クリニックに行かずに我慢していると症状がより重症化したり、治療が難しくなりなることがあります。お早めにご相談下さい。

内科で診られる病気

急性疾患

風邪(上気道炎)、気管支炎、肺炎、インフルエンザ、急性胃腸炎(腹痛・下痢・嘔吐)、膀胱炎、尿管結石症、めまい症、副鼻腔炎

慢性疾患

高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、睡眠時無呼吸症候群、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、不眠症、頭痛、前立腺肥大症、過活動膀胱

生活習慣病とは

生活習慣(食習慣や運動習慣、休養、喫煙、飲酒など)によって引き起こされる病気の総称を生活習慣病と言います。生活習慣病の代表例としては、高血圧症糖尿病脂質異常症(高脂血症)高尿酸血症(痛風)などの病気があげられます。

生活習慣病は無症状で経過していきますが、慢性的に生活習慣病が続くと脳梗塞や心筋梗塞などの重大な合併症を引き起こすリスクになります。合併症を引き起こす前の早期の介入が大切となります。

発症原因

生活習慣病は、食生活の乱れ、運動不足、睡眠不足、過労、ストレス、喫煙、過度な飲酒などが原因となります。

生活習慣病は自覚症状を感じることが難しく、生活習慣病が生じているか分からないまま症状が進行していくことが多いです。健康診断等で「血圧が高い」、「血糖値が高い」、「血液中の脂質濃度が高い」、「血液中の尿酸値が高い」などと指摘された方はお早めに治療を受けていただくことを推奨します。

生活習慣病を発症すると動脈硬化症を引き起こし、血液の循環が悪くなってしまいます。その結果、循環器系に大きな負担が掛かり心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患や脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管疾患を引き起こします。

治療方法
(生活習慣の改善)

認める異常な病態に対して適切なお薬を選択して処方しますが、ベースとなるのは生活習慣の改善です。薬物療法と生活習慣の改善を組み合わせることでより効果が期待出来ます。




その他でも睡眠習慣の改善やストレスフリーな生活を過ごすことも生活習慣病の予防に繋がります。

代表的な生活習慣病

高血圧症

心臓から全身に血液を送り出していますが、高血圧症とは血液が全身に送り出される際に血管にかかる圧力が正常値よりも高くなる病気です。血圧が高い状態が続いていると、心臓や血管に大きな負担が掛かり続けていることになります。

血圧が高値となった場合には頭痛やめまい、動悸などの症状を感じることもありますが。基本的には、自覚症状は殆どみられません。血圧が高い状態を維持する事で心筋梗塞、心不全、脳梗塞、脳出血、慢性腎臓病などの命に関わる重大な合併症を引き起こします。

高血圧症は「本態性高血圧症」と「二次性高血圧症」の2つに分類されます。

本態性高血圧症
高血圧症の明確な発症原因がわからないものを言いますが、高血圧症の約90%が本態性高血圧となります。発症原因が下記のものが考えられます。
二次性高血圧症
二次性高血圧症では褐色細胞腫や腎動脈狭窄、原発性アルドステロン症などのように血圧が上昇している原因が明確となるものを言います。二次性高血圧症の場合は原因となっている病気の治療を最優先で進めていきます。

治療方法

①食生活の改善

日本人の食生活は海外と比較して塩分摂取量が多いです。昔は1日あたり12g程度の塩分を摂取していましたが、現在でも10g程度を摂取していると言われています。高血圧症の方では、1日あたり6g以下の塩分摂取が推奨されています。

②薬物療法 (降圧薬の処方)

Ca拮抗薬血管平滑筋を弛緩(血管拡張作用)
ARBアンギオテンシン(昇圧系)を抑制
ACE阻害薬アンギオテンシン(昇圧系)を抑制
ブラジキニン(降圧系)の作用増強
サイアザイド系利尿薬水分やナトリウムを尿中へ排泄する
β遮断薬心拍出量を抑える
血管の収縮を弱める

※高血圧治療ガイドライン2019より改変

これらのお薬を症状に応じて組み合わせて治療を行います。高血圧症は合併症を引き起こしますので、血圧が高いと指摘された方は一度医療機関へ受診下さい。


糖尿病

血糖値を上げるホルモンにはグルカゴンなど多数存在しますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンのみです。糖尿病は、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの分泌量が減少したり、インスリンの働きが弱くなることで血糖値が正常よりも高くなってしまう病気です。血糖値が高い状態が続くと全身の血管が硬化し(動脈硬化)、血液の循環が悪くなってしまいます。そうなると、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こしてしまいます。

糖尿病は下記の4種類に分類されます。

1型糖尿病膵臓のβ細胞に障害があり、インスリンを必要量分泌できないことで発症します。
2型糖尿病
(生活習慣病)
インスリンの分泌量以上の糖分を摂取したり、インスリンの働きが弱くなることで発症します。
その他の原因ステロイド薬などのお薬や、糖尿病以外の病気が原因で発症します。
妊娠糖尿病妊娠することで生じる糖尿病。胎盤から分泌されるホルモンが原因となりインスリンの働きが弱くなり発症します。

症状・合併症

糖尿病(高血糖)でみられる症状としては

などがありますが、症状がなく経過することも多いため注意が必要です。高血糖の状態が慢性的に続くと、血管に障害が生じて3大合併症へと繋がってしまいます。

糖尿病性腎症
血糖値が高い状態が続くことで腎臓の機能が低下してしまい、人工透析が必要となる場合があります。
糖尿病性網膜症
血糖値が高い状態が続くことで目を流れる微小な血管に障害が生じてしまい失明に繋がる場合があります。
糖尿病性神経症
血糖値が高い状態が続くことで末梢の神経系に異常が生じてしまいます。両足の痺れなどから始まりますが、徐々に痛みを感じにくくなり、最終的には壊死(糖尿病性壊疽)してしまうこともあります。

その他では、血糖値が高い状態が続くことで動脈硬化を引き起こしますので、心筋梗塞や脳卒中に繋がることもあります。また、感染症にかかりやすくなったり、切り傷が治りにくくなるなどの問題も生じます。

治療方法

1型糖尿病インスリン皮下注射(毎日)
2型糖尿病食事/運動療法
内服治療 (経口血糖降下薬)
・GLP-1作動薬皮下注射(週1回)
・インスリン皮下注射(毎日)

経口血糖降下薬は以下のような種類があります。

ビグアナイド系肝臓からの糖の分泌を抑制
チアゾリジン系インスリン感受性の改善
スルホニル尿素薬膵臓でのインスリン分泌を促進
GLP1より速やかなインスリン分泌の促進
食後高血糖の改善
DPP4阻害薬インスリン分泌促進
グルカゴン(血糖を上げるホルモン)分泌抑制
αグルコシダーゼ阻害薬腸管での糖の吸収を抑制
SGLT2阻害薬尿中へ糖を排泄

※糖尿病治療ガイド2018-2019改変

糖尿病は様々な疾患・症状を引き起こしますので、血糖値が高いと指摘された事がある方は一度医療機関へ受診下さい。


脂質異常症 (高脂血症)

血液中から肝臓への脂質の吸収量が減少したり、肝臓に蓄えられている脂質が全身組織に必要以上に運ばれたり、血液中の脂質濃度が高くなってしまう病気です。具体的にはLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が多い、HDL(善玉)コレステロールが少ない状態をいいます。

血中の脂質濃度が高くなる事で動脈硬化が進み、血管内に血栓が形成されてしまい全身を流れる血液の循環が悪くなります。脂質異常症は自覚症状はほとんど感じませんが、動脈硬化は進行していき、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、腎臓機能低下、肝臓機能低下、脂肪肝、膵炎などの合併症を引き起こします。

脂質異常症の発症原因としては下記のような項目があげられます。

治療方法

①生活習慣の改善

禁煙、食事習慣の改善法、運動習慣の改善を行い標準体重を目指すことが大切です。食事ではお肉などの飽和脂肪酸が豊富に含まれている食べ物は極力控えて、魚などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれている食べ物を多めに摂取するようにしてください。

②薬物療法

主に以下のような薬で治療を行います。

HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)肝臓でのコレステロール合成を抑制
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(エゼミチブ)胆汁酸の再吸収を抑制しコレステロールを低下
陰イオン交換樹脂(レジン)コレステロールを便中に排泄
プロブコール胆汁中へLDLコレステロールを排泄
フィブラート系肝臓での中性脂肪の合成を抑制
多価不飽和脂肪酸中性脂肪値の低下、血液をサラサラにする
ニコチン酸系肝臓での中性脂肪の合成を抑制

※2017年動脈硬化予防ガイドライン改変


高尿酸血症 (痛風)

高尿酸血症よりも合併症として生じる痛風発作の方が馴染みがあるかと思いますが、高尿酸血症とは血中の尿酸値が高くなることで痛風発作などの合併症を引き起こす病気です。

血中の尿酸値が上昇する原因としてはプリン体を多く含む飲食物(ビールや魚の干物、レバー、いくらをはじめとした魚卵など)の過剰摂取、腎臓機能の低下で血液中の尿酸が体外に排出されないなどの要因があります。尿酸値は女性ホルモンによりコントロールされるため、一般的に男性に多くみられます。

痛風発作は血液中を流れる尿酸が末梢組織中の関節内に蓄積することで激痛を発症します。痛風が発症しやすい部位は足の親指の関節や足の甲などです。

高尿酸血症の原因として下記の項目があげられます。

治療方法

①生活習慣の改善

②薬物療法

高尿酸血症の薬物療法を考慮痛風発作の既往
尿酸値 > 8.0mg/dL + 肥満、高血圧症、脂質異常症、虚血性疾患、糖尿病など
尿酸値 > 9.0mg/dL
治療目標値尿酸値 < 6.0mg/dL

※高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン改変

高尿酸血症の治療薬

尿酸を尿中へ排泄プロベネシド
ベンズブロマロン
尿酸の生成を抑制アロプリノール
フェブキソスタット

※高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン改変

痛風発作の治療薬

発作の前兆期コルヒチン
発作の極期NSAIDs(痛み止め)
ステロイド

※高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン改変

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