北九州で大腸カメラ検査を実施|折尾駅から徒歩2分の白土医院

<休診日> 水曜午後・日祝日

福岡県北九州市八幡西区堀川町12-25

以下の項目に該当する方は要注意です!

大腸カメラ検査とは

大腸カメラ検査では、肛門から盲腸までの下部消化管を観察する事ができる検査です。大腸カメラ検査では大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)、過敏性腸症候群などの病気の診断が可能であります。

大腸カメラ検査で腸管内の観察に要する時間は15~20分程度で、比較的短い時間で腸管内の観察評価を行う事が出来ます。但し、お腹の手術後でお腹の中で腸の強い癒着がある方やお腹の放射線治療後等でカメラが入りにくかったり、入らないので代替えとなる検査をお勧めする場合もあります。

大腸カメラ検査は「苦しい」「痛い」「辛い」などと、ネガティブなイメージを持たれる事が多いですが、当院では大腸カメラ検査を受ける患者皆様が快適に受けていただく為の様々な工夫を行っています。是非最後までお目を通していただけますと幸いです。

大腸カメラ検査は大腸がんの予防に繋がります

近年、大腸がんの患者数や死亡者数は増加傾向です。
癌の部位別死亡者数・罹患数をみても大腸がんは上位を占めています。
(死亡者数…2位/罹患数…1位)
その背景としては食生活の変化(食生活の欧米化)や運動不足、便潜血検査で陽性と指摘されても精密検査の未受診者が多いことなどがあります。

大腸がんの特徴としては、ある程度病状が進行しないと自覚症状を感じない事です。つまり、発症初期の段階では痛みやお腹の異常を感じる事がありません。お腹が痛い(腹痛)、血便(血が混じっている便)、お腹の張りを感じる、便通異常(下痢便秘)などの自覚症状を感じた頃には、進行がんへと成長している事もありますので、そうなると根治が難しくなってしまいます。

お腹の事でお悩みの方は些細な症状でも良いので一度ご相談下さい。
当院では消化器病専門医、消化器内視鏡専門医の資格を有する医師が大腸カメラ検査やご相談に対応します。症状によっては大腸カメラ検査でお腹の精密検査を実施する事もあります。

当院の大腸カメラ検査の特徴

鎮静薬を使用した大腸カメラ検査

皆様が快適に大腸カメラ検査を受けていただくために、当院では鎮静薬を使用しています。
大腸カメラ検査中は眠った状態で受けられるので、あっという間に感じていただけます。大腸カメラ検査後は鎮静薬の効果が切れるまでリカバリールームで休憩していただきます。

緊張した状態で大腸カメラ検査を受けられると、お腹に力が入ってしまうので痛みが出やすくなったり、腸の動きが活発となりますのでスコープの進みが悪くなってします。スコープの挿入が難しくなると、検査時間が長くなったり、観察精度が落ちてしまいます。鎮静薬を使用する事は患者様の苦痛を減らす事と、検査の質を高める為にも当院では活用しております。

オリンパスの内視鏡システムを導入

当院ではオリンパス社の内視鏡システムを導入しています。近年では内視鏡スコープは改良され進化していますので、小さな病変も見落とすリスクが軽減され発見しやすくなりました。

日帰りでの大腸ポリープ切除を実施

大腸カメラ検査中に切除可能な大腸ポリープを発見した際は、その場で切除を行います。
大腸ポリープの一部には切除せずに放置しておくと、大腸がんへ成長するものもあります。ただ、サイズの大きい大腸ポリープ、組織と癒着していて切除後の出血リスクが高い場合などは、近くの総合病院へ紹介させていただく事もあります。

土曜日の大腸カメラ検査も実施

平日、お仕事や家事で忙しい方々でも大腸カメラ検査を受けていただけるように、土曜日も大腸カメラ検査を実施しています。

大腸がんは死亡率や利患者数が増加傾向ですが、早期発見が出来れば決して怖い病気ではありません。
大腸がんで苦しい思いをされる方を減らしていくためにも、40歳代以降の方々の大腸カメラ検査受診へのハードルを下げる必要があると考えております。平日お忙しい方は是非土曜日の大腸カメラ検査もご活用下さい。

院内での下剤服用ができる

当院では、院内で下剤を服用できる専用のお部屋を設けております。リラックス出来る院内のお部屋で下剤を服用することで、下剤の服用等に不安がある方も、直ぐにスタッフに相談することができます。

<こんな方におススメ>
・初めて大腸カメラ検査を受けるので、下剤の飲み方が不安だ
・自宅で下剤を服用し、クリニックに向かうまでの道中で便意を催したらどうしよう
・排便が綺麗になっているかどうかの判断が自分では難しい
・自宅には家族がいるので、自宅で下剤を飲むのが恥ずかしい
上記のような不安を抱えていらっしゃる方は院内での下剤服用をおススメします。

当院では下剤の種類を複数個準備しております

下剤は腸内洗浄剤とも呼ばれる薬剤で、大腸カメラ検査において検査を正確に行うために、腸の中を綺麗にする役割を担います。

当院では大腸カメラ検査を少しでも快適に受けて頂くために、下剤を下記の2種類ご用意しております。下剤によって味や飲み方、特徴が異なりますので、医師との相談のうえ、皆様にご希望の下剤を選んで頂いております。大腸カメラ検査の事前診察時にお気軽にご相談ください。

マグコロールPモビプレップ

●スポーツドリンクを薄めたような味

●下剤の中でも「味が良い」「飲みやすい」と言われている

●梅ジュースのような味

●酸味が濃く、患者様によって好みが分かれる

特徴

●およそ2リットル服用(水を含む)

●洗浄力がやや弱く、便秘の方は要相談

●マグネシウムを含むため、腎臓の機能が悪い方はお控え頂きます

●およそ1.5リットル服用(水を含む)

●洗浄力が高く、便秘の方でも安心

大腸カメラ検査時の苦痛を緩和するために二酸化炭素ガス送気を実施

大腸はひだが連なる管腔です。大腸カメラ検査時の病変部位の見落としを防ぐために、検査時は腸管にガスを送気して、ひだの間までしっかりと観察していきます。

大腸カメラ検査が辛い検査と思われる要因の一つに、大腸カメラ検査後のお腹の張りが言われております。当院では二酸化炭素ガスを活用しておりますが、二酸化炭素は腸管吸収が早いため、大腸カメラ検査後のお腹の張りを感じる時間が短くなります。

感染対策の徹底

当院では徹底した感染対策を行っております。大腸カメラ検査時には、医師は防護服手袋、マスクを装備し、飛沫感染対策と接触感染対策を徹底しております。また、大腸カメラ検査を受けられる患者様専用のトイレを設置しております。外来患者様と共用することは無いので、ご安心してご利用いただけます。また、また、大腸カメラ検査時に使用する内視鏡スコープは、学会が推奨する洗浄方法を行っておりますので、ご安心ください。

大腸カメラ検査後の結果説明は丁寧な説明を心がけています

大腸カメラ検査中に撮影した内視鏡画面を一緒に確認しながら、検査後の結果説明を行っています。説明時に分からないことなどございましたら、お気軽にご質問をしてください。

大腸カメラ検査で
診断できる病気

大腸カメラ検査では大腸や肛門の異常を直接観察する事が出来ます。

過敏性腸症候群

緊張や不安などをはじめとした心理的ストレスが原因となって過敏性腸症候群が生じると言われています。腸管の知覚神経が過敏状態となったり、腸管の蠕動運動に異常が生じたりしますので、慢性的な腹痛、下痢、便秘、お腹の張りなどの症状がみられます。
過敏性腸症候群についてもっと詳しく

大腸ポリープ

大腸粘膜上でイボのように盛り上がっている球状のこぶの事を総称して大腸ポリープと言います。大腸ポリープは腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分類されます。小さなポリープは便や大腸粘膜襞の裏に隠れて発見ができない事もあります。また、人によってはポリープが出来やすい方もいらっしゃるので、一度でも大腸ポリープを切除された経験がある方は今後も定期的に大腸カメラ検査を受けていただく事を推奨しています。

大腸がん

大腸がんは大腸で生じるがんであり、「腹痛」「下痢」「便秘」「血便」などの症状がみられます。近年では大腸がんによる死亡者数が増加傾向ですが、大腸カメラ検査で早期発見が出来れば根治治療も目指す事ができます。40歳を過ぎたことから癌の罹患率が高まりますので、一度は大腸カメラ検査を受けて頂くことを推奨しております。

潰瘍性大腸炎

腸管内で炎症が生じて「腹痛」「粘血便」「下痢」などの症状がみられます。潰瘍性大腸炎は国が指定する難病ですが、近年は増加傾向にあります。潰瘍性大腸炎の症状をコントロールする事ができず炎症を繰り返してしまうと大腸がんの発症リスクが高まります。

大腸カメラ検査の流れ

事前診察

大腸カメラ検査を受けられる方は事前に外来受診が必要です。その際、普段お飲みになられているお薬の確認も行いますので、お薬手帳も一緒にご持参ください。普段お飲みになられているお薬の中には休薬していただく必要のあるお薬があるかもしれません。

診察後は当院の看護師より、大腸カメラ検査日までのお食事等の説明を行います。

大腸カメラ検査前日

大腸カメラ検査前日は当院が用意する大腸カメラ専用検査食をお召し上がり下さい。
また、夕食は遅くても夜9時までには済ませていただき、就寝前には指定の下剤を服用して下さい。

大腸カメラ検査前日の夜はお水、お茶やスポーツドリンクなどの色の付いてないお飲み物は飲んでいただいて構いませんが、アルコール類の摂取はお控え下さい。

大腸カメラ検査当日の朝

大腸カメラ検査の当日は指定の下剤を服用していただきます。下剤と共にお水やお茶などの色の付いていないお飲み物も飲んでいただきます。透明な綺麗な便が出るまで下剤を飲み続けていただきます。

クリニックへ来院

受付で診察券と大腸カメラ検査の同意書をご提出いただきます。少しお時間が掛かりますので余裕をもったスケジュールでお越し下さい。また、大腸カメラ検査の際は鎮静薬を使用しますので、車やバイク等の乗り物でのご来院はご遠慮下さい。

受付が終わりましたら検査の準備に移ります。

大腸カメラ検査中

①鎮静薬を投与するために注射用の針を腕の血管に留置します。

②内視鏡室に入っていただき、左側を向いて横になっていただきます。

③肛門に麻酔ゼリーを塗ってから大腸カメラ検査開始です。この時に鎮静薬を投与します。

④大腸カメラ検査時間は15分~20分ほどで終わります。

⑤大腸カメラ検査中に切除可能な大腸ポリープを見つけた際はその場で切除します。

<ポリープ切除をされた方へ>

ポリープを切除すると1週間前後は出血リスクが高まります。排便された際は直ぐに流さず、便の色を確認して下さい。トイレットペーパーに血がつく程度であれば問題はありませんが、便器の中に血液が垂れている場合や血液の塊が認められる様な場合は、切除した部位からから出血している可能性が高いのでその際は当院までご連絡下さい。
ポリープ切除後の出血リスクを抑えるために「アルコール類の摂取」「香辛料を多く含む食べ物の接種」「長時間の入浴」「激しい運動」はお控え下さい。

大腸カメラ検査後

大腸カメラ検査後は鎮静薬の効果が切れるまで休憩していただきます。人によっても異なりますが30~60分程休憩していただきます。

休憩後は大腸カメラ検査時に撮影した画像を見せながら検査結果を説明致します。
大腸ポリープを切除した場合は、病理組織の診断に1~2週間ほどかかります。
(大腸ポリープを切除された方は再度当院までお越しいただきます)

大腸カメラ検査費用

当院の大腸カメラ検査の費用です。
費用も個人差がありますので目安としてご参照下さい。

1割負担2割負担3割負担
大腸カメラ検査(観察のみ) ¥1,550 ¥3,100 ¥4,650
大腸カメラ検査+病理組織検査あり(1か所) ¥2,870 ¥5,740 ¥8,610
大腸ポリープ切除(1か所) ¥8,710 ¥17,420 ¥26,120

※鎮静薬の費用も含まれています。

※初診料・再診料は別となります。

※上記の内容とは別で検査食と下剤代もかかります。

お問い合わせ

近年では大腸がんによる死亡者数は増加傾向にありますが、大腸カメラ検査で早期発見が出来れば根治治療を目指す事も可能です。つまり定期的に大腸カメラ検査を受診していただく事は、大腸がんの予防に繋がります。

大腸カメラ検査は「苦しい」「痛い」「辛い」検査といったネガティブなイメージを持たれる事が多いですが、そのイメージを払拭できるよう当院では様々な工夫を行っています。お腹の異常でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

文責:白土睦人

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093-691-0660

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平日 9:00~18:00 / 土曜 9:00~16:00